ジュリアンさん(女性)によるブログの最終回です。
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9月下旬にすべての行程を終えて帰国しました。
6月末、プログラムが始まる3日前に渡米し、ビジネス英語4週間、ブレイク10日間をはさんでアカデミック英語4週間を受講しました。
プログラム終了後は、学生アパートにしばらく滞在したあとロサンゼルスや北カリフォルニアに旅行に出かけ、サンディエゴに戻ってミラマーエアショウを見てから帰国しました。
そもそもの動機がずっと暮らしたいと思っていたサンディエゴで生活することだったので、その目的は十分に達成することができました。何よりラホヤは治安もよく本当に過ごしやすいところでした。
UCSDの英語プログラムを受講したのは、どこかのコミュニティに属することが必要だと思ったのと落ち着いた大学のキャンパスで勉強してみたかったというのが大きな理由です。たった2か月間でしたが、若い学生たちと一緒に勉強するのはとても刺激になりました。
キャンパスの端っこにあるプレハブのような教室は今年で終わりになるようで、2024年からは少し離れたところに新築されたビルに移るそうです。
これから語学留学したいという中高年の方にアドバイスするとしたら…
なんでもいいから英語以外の目的を
そもそも物覚えも悪くなっている中高年が、数か月の語学研修を受けてもそれほど英語力は変わりません。なので、英語以外の目的を持って行くことをおすすめします。例えば、週末はゴルフの練習をするとかサーフィンを極めるとかメキシコ料理を習得するとか図書館で洋書を探すとか、何でもいいと思います。
私の場合はサンディエゴで生活すること自体が目的だったので、毎日スーパーに行ったり近くのベーグル屋さんに通ったり、現地でできた友達の犬の散歩に付き合ったりと日常生活を楽しみました。また映画トップガンの撮影地めぐりもやりたいことの1つだったので、個人のガイドさんに案内してもらいました。
英語以外の目的を叶えるためには、必然的に学外で英語を使わないといけないので、結果的には英語力の向上につながりますし、時間を持て余してしまうことも避けられます。
積極的に学外で友達をつくる
英語プログラムを受講しているのは18〜26歳くらいまでの学生が圧倒的に多く、同年代の方には会うことはなかったです。私はわりと年齢に関係なく誰とでも友達になれる方ですが、やはり若い学生さんたちには遠慮することもあって時々寂しく思うことがありました。
そこでミートアップのイベントでBeach Walkというのを見つけて、週末は時間があれば必ず参加していました。早朝にラホヤやデルマーなどのビーチをおしゃべりしながら歩いてブランチしてから解散というもので、参加者のほとんどは近くに住む60代前後のアメリカ人女性でした。仲良くなった人とは別のイベントに一緒に行ったりもしました。
またルームメイトのセナとは毎晩その日にあったことを話したり悩みごとを相談されたり、まるで家族のようになりました。彼女の存在にはとても助けられました。
もし知り合いがいるなら、その人が住んでいるエリアに滞在するのもいいかもしれません。
いつも以上に体調管理を
私は胃腸の調子が悪くなりがちなので、普段飲んでいる漢方薬は多めに持っていきました。悪くなりそうだと思ったら早めに薬やサプリを飲んだり食事を調節したりして、日本にいるときよりは気を使いました。そのおかげかいつになく食欲旺盛で、具合が悪くなったり寝込んだりすることは一度もありませんでした。
旅行に出かけたときに初めて体調を崩したのですが、そのときは娘と一緒だったので何かと助けてもらうことができました。1人だったらやはり大変だったと思います。疲れたら休息をとって無理せず自分のペースで生活することも体調を崩さないためには必要です。
さて、最後の旅行は、アムトラックでロサンゼルスまで行き、友達のうちに数日滞在したのち、ロサンゼルスからシアトルまで1人でコーストスターライト号に乗って34時間の電車の旅を満喫しました。シアトルではMayさんが紹介してくれたメンターの方と夕食をご一緒することができました。サンフランシスコで娘と落ち合ってからはナパバレーからBig Surまでレンタカーで足を伸ばしました。
サンディエゴは相変わらず素敵なところでした。34年前に滞在したラメサの家に、当時と同じ路線バスに乗って行ってみたのですが、そこにそのまま同じようにありました。当時の思い出に今回の思い出が加わりました。
50代半ばになってこんな経験ができたのも、留学ONEのMayさんはもちろん、サンディエゴで出会ったすべての人たち、そして気持ちよく送りだしてくれた家族のおかげです。
また行けたらいいなと思っています。