ビジネス英語と選択科目
私は7月3日〜27日のBusiness English(4週間、1週20時間)を受講しました。
アメリカのビジネス(American Business Studeies)のクラスが月水金の午前中、選択科目が火木で、午前中が発音(pronounciation & fluency)、午後がプレゼンのクラスです。選択とはいうものの、自動的にこのクラスになっていました。 ※留学ONE注)コロナ後の学生数の関係上、もしかするとまだ選択ができない状態にあるようです。
月水金のクラスはブラジル人・中国人・日本人各3人ずつのクラスで規模的にはちょうどよかったです。私以外の2人の日本人はどちらも長期滞在の30代の方で、1人は休職してダンナさんの駐在についてきている女性、もう1人は会社から派遣されて9月からMBAを受講する男性です。ブラジル人と中国人は20歳前後の学生です。
火木の選択クラスは、上の9人に加えておもにLegal Englishを受講しているブラジル人など(ブラジル4人、メキシコ2人・イスラエル1人)が加わって計16人でした。
どのクラスもほぼ欠席者はいないし遅刻もしないし、課題もみんな真面目にやってきます。クラスの雰囲気もとてもよかったですし、最終日はみんな別れを惜しんで、私もとても寂しくなりました。
先生がしゃべる英語のスピードは早いです。何を言っているのかは一応理解できますが、当てられて即答するのにはいつも戸惑いました。すぐに英語が出てこないので。
プレイスメントテストの私のレベルは6(pre-advanced)。プレゼンのクラスはきつかったですが、他はちょうどよかったです。日本人はディベートとかプレゼンに慣れていないし訓練もされていないので仕方ないかと思いますが、英語を習得するうえでは避けて通れないところだとも思います。
「アメリカのビジネス」(American Business Studies)の内容
初日にグループ分けをして、グループごとに架空の会社の立ち上げを考えます。出身国の構成上、ブラジル人・中国人・日本人が各1人ずつの3グループになりました。何を作る会社にするか会社の名前を何にするかを話し合うところから始まり、プロトタイプを考え模型を作り、CMを作って、最終日にグループごとにプレゼンします。話し合いがうまく進まないときは先生がいいタイミングでフォローしてくれます。
内容的には社会人にとって物足りないところもありますが、我々日本人は英語でのコミュニケーションに長けていないので、そこでバランスが取れているのではと思いました。
・デザインビルの見学
1週目の金曜日に校内のDesign&Inovation Buildingの見学がありました。この建物は私たちも含めて在学している全ての学生や教職員が使えるビルで、レーザーカッターや3Dプリンタも使うことができます。先生が引率してくれて、そのビル専属のスタッフが説明してくれました。私たちはソフトで各自のネームプレートを作りレーザーカッターで切り取る作業を体験しました。
・ゲストスピーカー
3週目と4週目にはゲストスピーカーを招いてのお話がありました。実際に現場で働いている方たちに、「プロダクトマネージメントとは何か」「アントレプレナーシップと持続可能性について」の講義をそれぞれ1時間半くらいずつしていただき、とても興味深く聴くことができました。講義後の宿題は内容を8〜10文でまとめるというものでした。私にとっては、これらの講義が一番おもしろかったです。
選択科目(Professional Elective Ⅰ、Ⅱ)の内容
・pronunciation & fluency
イントネーションやアクセント、コロケーションなどESLならではの内容で、日本の学校教育では教えてくれないようなことも多くためになりました。また、ネイティブでも間違って発音しているoftenやanyway、tenetなどは、私も疑問に思っていたことでもあったので、改めて勉強になりました。過去形などの語尾のed音は日本人には割と簡単ですが、ブラジル人にとっては難しいようでした。課題も大変にならないよう先生が調節してくれて、ハードすぎずちょうどよかったです。
・プレゼンテーション presentation
日本語でも人前で話すのが得意でないので、このクラスは楽しかったですがいちばんきつかったです。とはいうものの、求められるプレゼンテーションは仕事のプレゼンのように何日も準備が必要なものではなく、乾杯のあいさつでパートナーを紹介するとか2つのチームに別れて1つのトピックについてディベートするとかそれほど高いクオリティを求められるものではありませんでした。
1か月8コマでは何とかついていくのに精一杯でしたが、学外のイベントで会ったアメリカ人に「プレゼンが苦手」って言ったら彼女も苦手だそうで、これについてはある程度の慣れも必要かなと思います。
日々の生活
アパートの更新、銀行の振込、アマゾンの誤配送、ウーバーイーツの2重引落疑惑、買物と毎日の食事、それらの疑問や手配が落ち着いて、やっと慣れて自分のペースで生活できるようになったなと感じられたのが1か月たってブレイクに入ったころでした。また、多少なりとも知り合いができたりお気に入りの場所ができたりして、気持ちに余裕ができたということもあると思います。
私はアパートかカフェで勉強することが多かったので、あまり図書館は行ってませんが、学生の夏休み中のこともあってか図書館にスペースが山ほどあるので、クラスの友人は毎日そこにいるようでした。
ランチは必ず校内で誰かと食べました。あまり期待はしてなかったのですが、私はどこもおいしかったです。1人だと朝夕は簡易な食事になってしまうので、お昼だけはちゃんと食べるようにしていました。
自炊は鍋でご飯を炊く程度です。材料を買っても使い切れずそれに縛られたり捨ててしまうことになるので、野菜はブロッコリ、果物はブルーベリー(←すごい美味しい)かいちごかバナナを買うくらいで、あとはホールフーズマーケットのデリで調達することが多かったです。
・学校までの通学方法
学校へは基本はバスになると思いますが、歩くのが好きなので、朝は裏道を通ってのんびり歩いて行きました。学校のメインの敷地内に着くのに40分くらいかかります。とても気持ちよくてちょうどいい運動になるのですが、若い子たちにはそんな早起き無理!と言われます。バスも学校の敷地までならいろんなバスがあるので、途中まで行って学内を歩いて教室までいくことが多かったです。トロリーでも行けます。最寄りのUTCから3駅先がUCSDのメインキャンパスなので、帰りはこれに乗って、UTCを散歩してから帰ることもよくありました。
アパート界隈だけでウロウロするなら車がなくてもなんとかなるし、立地はとてもいいので、そんなに困ることはないです。少し高いとは思いますが、住んでみて暮らしやすかったのでこのまま1か月更新することにしました。
日本人3人以外のクラスの人たちはこのコースのみの受講だったので、みんな平日も週末も精力的に遊んでいましたが、私は誘ってもらったときだけご一緒させてもらいました。その他は暇さえあればミートアップのイベントに参加して、アメリカ人のおばさまたちと交流していました。