ホームスティはアメリカの家庭の実際を垣間見ることができるチャンスです。いいスティにするために知っておくべき、実践すべきことをまとめてみました。
①まずはファミリールールについて尋ねてみる
アメリカの家庭といっても各家庭によってルールはさまざま。これは日本の家庭も各家庭でやり方が違うのと同じですね。尋ねるべき質問としては、夕食は何時からか、夕食を家で食べない場合は何時までに連絡すべきか、門限はあるのか、シャワーを使う時間帯、洗濯はどうすればいいのか、などです。とにかく分からないことは早めに質問して解決しておくことでその後のトラブルを防ぐことができます。
②意外に知られていない「ドアの文化」
アメリカでは使用していないトイレのドアは開けておきます。日本のように閉めておくと中に誰かいるのかと思われてしまいます。部屋のドアも寝るときや着替えるとき以外は数センチ空けておきます。出かけるときもドアは空けてから出かけます。四六時中ドアを閉めっぱなしにしておくと心配されるかもしれません。
③バスルームの使い方
シャワーを使うときはシャワーカーテンを引いて、バスルームが水浸しにならないように気をつけましょう。万が一お湯が飛び散ってしまったら拭いておくのがマナー。シャワーの勢いが強すぎると床や下階の天井にシミを作る原因になりますので気をつけましょう。
またサンディエゴは雨の少ない地域のため常に水不足。水道代が高いので大切に使うようにしましょう。
④気持ちよく挨拶しよう
「おはよう」「こんにちは」「おやすみ」などの挨拶を気持ちよくしましょう。日本では目を見て話すのは失礼という見方がありますが、アメリカでは目を見て話すのは信頼の証拠です。目を見ずに挨拶したり話したりすると何か隠し事をしていると思われてしまいます。
また食事を準備してもらったあともごちそうさまの意味をこめて「Thank you for dinner (breakfast)」と感謝の気持ちを伝えることを忘れずに。
⑤部屋にこもりきりにならない
宿題を終わらせたいときや、異文化の生活に慣れずに一人の時間がほしいと思い部屋にこもりがちになりがちですが、せっかくの留学中のホームスティ、なるべく部屋の外に出てファミリーとコミュニケーションをとるようにしましょう。
話題は何でもよいのです。今日あったこと、趣味のこと、自分のこと、家族のこと、友人、学校の授業など・・・。逆に自分が疑問に思っていることも失礼かな、などと心配せずに質問してみるのもよいと思います。自分の持っている写真を見せると会話が広がるかもしれませんし、あるいは食事の前などに「何か手伝うことない?」などといって積極的に家族の一員として関わっていくのもよいでしょう。
部屋にこもりきりになっていると家族の方に心配されてしまうので気をつけてください。
⑥ホームスティはホテルではない。
ホストファミリーにお金を払っているとはいえ、ホームスティに滞在している学生はお客様ではありません。各家庭の学生の受け入れ理由はさまざまです。異文化に触れたいという家庭、経済的理由、子どもが大きくなり部屋が余っているなど・・・。アメリカの家族の中で生活する一員としてアメリカの文化を積極的に学んでいくようにしましょう。
⑦ベッドメイキングをしよう
日本で布団を使っている場合、朝起きたら布団を押入れに入れるように、アメリカでは朝起きたらベッドメイキングをするようにしましょう。
⑧外出するとき
外出時はファミリーに心配をかけないよう、行き先や帰国時間を伝えておきましょう。遅くなるときや外泊するときも心配をかけないよう必ず連絡しましょう。夕食には遅れないようにしましょう。やむを得ず夕食の時間に間に合わない場合はその旨を伝え、帰宅が遅くなっても夕食が必要な場合はその旨を伝えましょう。
⑨友だちを家に誘う場合
友だちを家に招待したい場合はあらかじめホストファミリーに許可をとりましょう。そして友だちが訪問してきたときにはホストファミリーに紹介するようにしましょう。またホストファミリーの前では英語で会話するようにするのがマナーです。
⑩帰国後も連絡を忘れないで!
帰国後は無事に帰国したことをメールやお手紙で伝えましょう。滞在中お世話になったのに帰国したとたんに音沙汰がなくなったのでは寂しいものです。「どうせ帰国したらご縁がなくなる人だから・・」と思われてしまうと後々の学生との関わりが希薄になってしまうのも残念です。クリスマスカードを送ったり、手紙を書いたりして、長い関係を続けるようにしましょう。
以上、自分が外国人の学生を受け入れることを想像して、ホストファミリーの立場になって考えてみればおのずからやるべきこと、気をつけるべきことが見えてくるはず。そして感謝の気持ちが沸いてくるものだと思います。
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