MBAと大学エクステンションのビジネスコースって何が違うのでしょう?
社会人留学の場合、キャリアアップや留学後の就職を意識してビジネスを学ぶケースは多いです。といいますのも、残念なことに日本企業では語学留学だけでは「ただ海外で遊んでいただけ」という認識になりがちだからです。
MBA
Master of Business Administrationの略で、いわゆる経営大学院のことです。将来博士号を取得したり、大学の教壇に立つなど、アカデミックの道を模索している方は有名大学のMBAに行くことをおすすめします。
一方、企業からの評価については、BLOGOSの「MBAの肩書は日本ではどこまで重視されるのか」にも詳しいですが、一時期のMBAさえあれば・・というほどの評価はなく、一部の外資系コンサルティングや金融分野の企業を除けば、特にMBAを持っていても就職が有利になることはないようです。
さらにアメリカの大学院は2年間で、その間仕事をせずに学費・生活費をまかなうとなると、1千万円ほどの支出を覚悟しておく必要があります。2年間の仕事のブランクと大金を払ってまでMBAを取るほどに、その後のキャリアパスがMBAを必要としているのかを自問してみる必要があります。
さらにある程度価値のある有名大学のMBAに入学するには、履歴書やエッセイ、TOEFLのほか、GMATというMBA用の大学院試験で高得点をマークする必要があります。このテストは英語のネイティブスピーカーでも頭を抱える英語の試験や数学の試験(もちろん英語)などとなります。
大学エクステンションのビジネスコース
一方UCSDなどの大学エクステンションというのはアメリカの社会人が仕事帰りに通うキャリアアップのためのプログラムです。MBAのような学位はつかないものの、有名大学で優秀な講師陣のもと、現地の社会人と一緒にビジネスが学べます。日本での評価も「語学だけではなくビジネスを学んできた」という確かなものです。その証拠にUCSDのビジネスマネジメントの卒業生は卒業後、アメリカ・日本を問わずあらゆる分野で活躍しています。
プログラムも1年以下で学費も15,000ドル程度で済むのも社会人には魅力的です。
さらにアメリカでキャリアパスを作りたい人も、アメリカで英語以外のものを9ヶ月以上学ぶと1年間アメリカで働ける許可をとることができるのでアメリカでの就職活動にも有利に働きます。
以上をまとめると、大学エクステンションでビジネスを学ぶメリットは
①アメリカ有名大学の優秀な講師陣によるビジネスコース
②日本での企業側からの評価も確かで卒業後の就職にも有利
③1年以下のプログラムで仕事から離れる期間も短い
④学費も16,000ドル程度
⑤アメリカで働きたい人へのキャリアパスになる
といったところでしょうか。実際エクステンションの卒業生もMBAと迷った末にエクステンションを選んできている方がほとんどです。
UCSDのエクステンションでは社会人向けにビジネスマネジメントプログラムが準備されています。ほかのUCのエクステンションより学費が安いのと、サンディエゴという土地柄が人気を集めています。
R1メンバーのTさんからの質問をもとに記事を書いてみました。Tさんありがとうございます!
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